マリ国防相が襲撃で死亡、国内複数都市で同時多発テロ
西アフリカのマリで4月25日、武装グループによる大規模な同時襲撃が発生し、サディオ・カマラ国防相が首都近郊の自宅で死亡しました。政府は複数の都市が標的となったと発表し、国際社会は一斉に非難の声明を出しています。
首都近郊で国防相が死亡
複数の情報筋によると、25日に発生した一連の襲撃は武装テロ組織によるものとされています。中でも、首都バマコに近いカティの町では、カマラ国防相の自宅が標的にされました。国防相とその2番目の妻が死亡したことが確認されました。
複数の都市で同時襲撃
マリ政府が同日夕方に出した声明によれば、襲撃は複数の場所を標的としていました。具体的には、カティ、セバレ、ガオ、キダルといった駐屯地の町や首都バマコを含みます。政府は、負傷者(民間人や軍関係者)は医療施設に搬送され、物的損害は限定的だったと説明しています。
襲撃により16人が負傷したとされ、政府は大規模な捜索作戦を実施中です。軍の参謀本部は、これらの攻撃は国の防衛システムを混乱させ、恐怖と混乱を広げることを目的としたものだと非難しました。
国際社会からの強い非難
この襲撃を受け、国連のアントニオ・グテーレス事務総長は深い憂慮を表明し、暴力を強く非難しました。また、サヘル地域のテロ対策と緊急の人道ニーズに対処するための国際的な協調支援を呼びかけています。
欧州連合(EU)も4月25日に発生した「テロ攻撃」を強く非難し、犠牲者の家族とマリ当局に哀悼の意を表明しました。同時に、サヘル地域の安全と安定へのコミットメントを再確認しています。
アフリカ連合(AU)委員会のマフムード・アリ・ユスフ委員長も深い懸念を表明し、攻撃を非難。民間人へのリスクに警鐘を鳴らすとともに、マリの平和、安全、安定に対する連合の取り組みを再確認しました。
地域の安全情勢への影響
マリ軍参謀本部は、警戒レベルを全国的に引き上げ、夜間外出禁止令を発令し、大規模なパトロールを強化するなど、監視体制を強化する措置を講じています。
軍は声明で、「マリ軍は国の領土の完全性を守り、国家安全保障を確保することを約束する」と強調しました。この事件は、政情不安が続くサヘル地域全体の安全保障環境に対する新たな懸念を呼び起こすものとなっています。
Reference(s):
Mali's defense minister killed as attacks hit multiple cities
cgtn.com



