ドローンで送電線を「空中散歩」、中国最大750kV活線作業を完了 video poster
中国新疆ウイグル自治区にある750キロボルト(kV)の大規模送電ループで、停電を伴わない初めての活線作業が完了しました。大規模な電力インフラを止めることなくメンテナンスを行う高度な技術は、安定供給の新たな可能性を感じさせます。
砂漠を囲む巨大送電網、活線作業が成功
タリム盆地を取り囲む、中国最大の750kV超特高圧送電ループが先月、初めての活線作業を実施しました。このループは国内最大の砂漠、タクラマカン砂漠の周囲に位置しています。送電網を停止させることなく、実際に通電したままの状態で作業を行うこの技術は、大規模停電のリスクを回避しつつインフラを維持する重要な手段です。
ドローンと「フライングマン」による迅速対応
今回の作業は、送電線の定期点検中に潜在的な不具合が発見されたことをきっかけに始まりました。メンテナンス要員は、ドローンと「フライングマン」と呼ばれる、高所作業や救助用に開発された携帯型電動昇降装置を組み合わせて現場に到達しました。わずか1時間でその欠陥を除去し、電力を止めることなく作業を完了させています。
「フライングマン」は、作業員が絶縁された状態で高所の送電線に直接アクセスすることを可能にする装置です。ドローンによる事前偵察と組み合わさることで、従来よりも安全かつ迅速なメンテナンスが実現されました。
電力安定供給への新たなアプローチ
人口密集地から遠く離れた過酷な環境下にある大規模送電インフラの維持管理は、世界的にも共通の課題です。今回の成功は、最新の技術を駆使することで、こうした課題に対して新たな解決策を示す事例となりました。特に再生可能エネルギーなど変動電源の導入が進む中で、送電網の安定性をいかに高めるかは多くの国と地域で関心が寄せられるテーマです。
Reference(s):
'Skywalking' with drones: How engineers maintain China's largest 750 kV live-line
cgtn.com



