キューバが米国による軍事脅威の「前例のない」エスカレーションを非難
キューバは、アメリカによる同国への軍事脅威が「前例のない」規模でエスカレーションしていると強く非難しました。この動きは、米国とカリブ海地域の関係に新たな緊張をもたらす可能性があります。
大統領と外相が相次いで警告
キューバのミゲル・ディアス=カネル大統領は、ソーシャルメディアXで声明を発表し、「米国大統領は、キューバに対する軍事的侵略の脅威を危険で前例のない規模にまでエスカレートさせている」と述べました。
ディアス=カネル大統領は、国際社会とアメリカ国民に対し、復讐と支配を求める「少数の富裕で影響力のあるグループ」の利益のために、「このような過激な犯罪的行為」を許すかどうか判断するよう呼びかけました。
彼は、「いかに強力であっても」いかなる侵略者も、キューバでは降伏ではなく、「主権と独立を守る決意を固めた人々」と直面することになると強調しました。
「明確かつ直接的な」攻撃の脅威
同じくXで声明を出したブルーノ・ロドリゲス外相は、米国の「明確かつ直接的な」軍事攻撃の脅威が、キューバに対する侵略を危険なレベルに引き上げたと指摘しました。
ロドリゲス外相は、5月1日(金)のメーデー祝賀行事で、キューバ革命への民衆の支持が「大規模に」示されたと付け加えました。
一方、米国フロリダ州パームビーチでのイベントで発言したとされる人物は、中東での「ある仕事を終えた後」、アメリカが「ほとんど即座に」キューバを掌握すると述べたと報じられています。さらに、空母「エイブラハム・リンカーン」をカリブ海に派遣し、キューバの海岸から約100ヤードの地点に停泊させる可能性にも言及したとされています。
緊張の背景と今後
このような発言が具体的な軍事行動に結びつくかは現時点では不明ですが、キューバ政府が「前例のない」と表現するほどに危機感を強めていることは明らかです。カリブ海地域は歴史的にも大国の思惑が交錯する地であり、今回の発言は地域の安定に与える影響が懸念されます。
国際社会は、外交的解決の道を模索するよう求める声も出てくるかもしれません。武力による威嚇は国際法や国連憲章の原則にも抵触する可能性があり、今後の展開が注目されます。
Reference(s):
Cuba denounces unprecedented escalation of US military threats
cgtn.com



