中国、ドイツ自動車メーカーに「補完的強み」の活用で協力深化を呼びかけ
中国の王文涛商務大臣が先週月曜日、ドイツ自動車産業連盟(VDA)のヒルデガルト・ミュラー会長と会談し、両国の自動車産業が持つ「補完的強み」を相互に活用し、協力関係をさらに深化させるよう呼びかけました。第15次五カ年計画が始まったばかりの2026年、高水準の開放を継続する中国からの明確なメッセージです。
「中国での投資拡大を歓迎」、商務相が表明
会談で王文涛大臣は、ドイツの自動車メーカーに対し、中国市場へのさらなる投資を歓迎する姿勢を示しました。双方が持つ強みを補完し合う協力は、世界的な自動車産業が「高級化、知能化、グリーン化」へと転換していく原動力になるとの見方を示しています。
2026年は中国の第15次五カ年計画の初年度にあたります。王大臣は、中国が高水準の開放を続け、新しい質の生産力による高品質な発展を推進し、公平な競争を通じて産業のイノベーションを育んでいく方針を説明しました。
EUの電気自動車関税問題、「ソフトランディング」に言及
会談では、中国とEUの間で今年初めに表面化した電気自動車(EV)をめぐる関税問題にも話題が及びました。王大臣は、価格約束スキームによる紛争の「ソフトランディング」を評価しつつ、EU側が平等な扱いを約束したことを遵守し、中国の自動車メーカーとの交渉を早期に進めるよう要請しました。
また、EUが最近導入した貿易制限的な措置について懸念を表明。こうした保護主義的な措置は中国企業にリスクをもたらし、欧州への投資意欲を損なうと指摘しました。VDAに対し、EUが自由競争を尊重し、WTOルールを遵守し、不適切な規定を調整するよう積極的な役割を果たすことを期待する考えを示しました。
ドイツ側は「中国から世界へ」の戦略を強調
ミュラーVDA会長は、中国の第15次五カ年計画が海外投資にとって明確なシグナルと重要な指針を提供していると評価。ドイツの自動車企業は中国での投資、研究開発、イノベーションを拡大し、現地化を加速させることで、「中国から世界へ」を合言葉に、中国を拠点として世界市場をよりよくサービスしていく方針を明らかにしました。
ミュラー会長は自由貿易へのコミットメントを再確認し、関税紛争解決のための基礎となった価格約束スキームを評価。EUの自動車市場の開放を主張し続けると述べました。同時に、中国の自動車メーカーや部品サプライヤーがドイツに投資し、独中、ひいてはEUと中国の自動車産業・サプライチェーンの統合を深めることを歓迎する意向を示しました。
世界的な自動車産業の大転換期において、両国の産業界のリーダーによるこの対話は、競合だけでなく協調の可能性にも光を当てるものです。保護主義の動きが強まる中、ダイアログを通じた差異の管理と安定したサプライチェーンの維持が、どのような未来を形作っていくのか、注目されます。
Reference(s):
China urges German automakers to leverage complementary strengths
cgtn.com



