世界初、プレハブ式コンピューティング基盤が中国・青島で稼働 建設期間を70%短縮
デジタル社会を支えるデータセンターなどのインフラ構築に、大きな転換点が訪れました。中国本土の山東省青島市で、世界初の「プレハブ式コンピューティングセンター基盤」が正式に稼働を開始しました。この新しいアプローチは、建設期間を大幅に短縮し、より低炭素で効率的なインフラ整備を実現するものとして注目されています。
コンピューティングセンターの「心臓部」を効率化
コンピューティングセンターにおいて、電力供給システムはいわば「心臓部」に相当します。安定した電力を絶え間なく供給し続けることで、初めて高度な演算処理が可能になるため、この基盤の信頼性と効率性がセンター全体のパフォーマンスを左右します。
今回稼働した基盤は、コンテナのような構造を持っており、全長約53メートル、幅約41メートル、面積は約2,200平方メートルに及びます。あらかじめ工場などで製造し、現場で組み立てる「プレハブ方式」を採用したことで、従来の建設手法とは異なる効率性を実現しました。
驚異的なコストと時間の削減
このプレハブ式基盤の導入により、従来のコンピューティングセンター施設と比較して、以下のような劇的な改善が見られました。
- 建設期間の短縮: 従来比で約70%もの時間を削減
- 土地利用の効率化: 土地使用量を30%以上削減
- コストの抑制: 全体コストを約20%削減し、特に土木工事費に関しては約80%もの大幅なコストカットを実現
持続可能なデジタルインフラへの道
AI(人工知能)やビッグデータの活用が進む現代において、コンピューティング能力の需要は世界的に急増しています。しかし、同時にインフラ建設に伴う環境負荷や膨大なコストが課題となっていました。
今回の事例のような低炭素で効率的なソリューションは、単なるコスト削減に留まらず、環境への影響を抑えながらデジタル基盤を迅速に拡張できる可能性を示唆しています。このように、ハードウェアの「作り方」そのものを変えるアプローチは、今後の世界のデジタルインフラ開発における一つの指針となるかもしれません。
Reference(s):
World's first prefabricated computing base begins operation in E China
cgtn.com



