トランプ氏、イラン戦争終結に「時間枠なし」 イランは海上封鎖解除を和平条件に
中東の緊張が続く中、2026年に入っても終わりの見えない紛争について、米国とイラン双方から新たな見解が示されました。和平への道筋は依然として不透明です。
「時間的な圧力はない」と米大統領
ドナルド・トランプ米大統領は4月22日(現地時間)、フォックス・ニュースのインタビューで、イランとの戦争終結について「時間枠はない」と述べました。また、先月から続く停戦延長や今後の和平交渉に関して「時間的な圧力はない」と語り、11月の中間選挙を意識した早期決着の見方を否定しました。
トランプ大統領は、戦争が始まった2月28日当初、4〜6週間で終結すると発言していましたが、その見通しは大きく変わっています。
イラン側の条件:海上封鎖の完全解除
同じ22日、イランのモハンマド・バゲル・ガリバフ議会議長は、完全な停戦の実現には条件があると強調しました。その条件とは以下の三点です。
- 海上封鎖(特にホルムズ海峡関連)の完全な解除
- イスラエルの全戦線での軍事行動停止
- 「世界経済を人質に取る」ような行為の排除
ガリバフ議長は、「停戦が深刻な違反を伴うものであれば、ホルムズ海峡を再開することは不可能だ」と付け加え、譲歩なき姿勢を示しました。
和平交渉、日程すら不透明に
トランプ大統領は別のメディアに対し、米イラン間の新たな和平協議が「早ければ今週金曜日にも」開催される可能性があると述べました。
しかし、イラン側はこれに真っ向から反論。中国メディアグループ(CMG)によれば、イラン政府は金曜日の協議参加を決定しておらず、トランプ大統領の発言を「矛盾した言動」と批判しました。イランのマスード・ペゼシュキアン大統領は22日、SNSで「約束違反、封鎖、脅迫が真の交渉の主要な障害だ」と米国を非難しています。
両国の代表団は今週、パキスタンで第2ラウンドの和平協議を開催する予定でした。先月4月11日から12日にかけてイスラマバードで行われた第1回協議は合意に至らず、第2回協議の行方は未定のままです。
先行き不透明な停戦延長
米メディアのアキシオスは米政府関係者の話として、トランプ政権がイランに対し、3〜5日以内に「首尾一貫した対案」を示すよう求めていると報じました。関係者は「停戦(延長)には期限がある」と述べています。
一方、CMGによれば、イラン政府は現時点で停戦延長に関する公式な立場をまだ発表していません。双方の主張が平行線をたどる中、不安定な停戦状態がいつまで続くか、見通しは立っていません。
Reference(s):
Trump says 'no time frame' for ending war, Iran opposes blockades
cgtn.com




