イラン、米国との協議を検討 和平提案評価とホルムズ海峡問題
中東情勢の新たな動きとして、イランが米国との直接協議の可能性を検討していることが明らかになりました。同時に、世界経済の大動脈であるホルムズ海峡の安全確保を巡る国際的な懸念が高まっています。
イラン外相が示した協議への姿勢
イランのアッバース・アラグチ外相は、先週月曜日(4月21日頃)にテレグラムを通じ、ドナルド・トランプ米大統領からの交渉要請について検討していることを表明しました。アラグチ外相は同日、ロシア訪問中の発言で、外交的進展を遅らせている要因として、米国の「破壊的な習慣」、特に不合理な要求への固執、頻繁な立場の変更、脅迫的なレトリック、約束の継続的な破りを挙げています。
米国が評価するイランの和平提案
トランプ大統領とその国家安全保障チームは現在、イラン側から提出された新たな和平提案を精査しているとされます。この提案の内容は、戦争行為の停止とホルムズ海峡の通行再開を即時実施し、イランの核開発プログラムに関する議論は延期する、というものです。この提案が実現すれば、中東地域の緊張緩和と国際海上交通の正常化への大きな一歩となる可能性があります。
国連事務総長がホルムズ海峡再開を強く要請
一方、アントニオ・グテーレス国連事務総長は先週月曜日、海上交通の安全に関する国連安保理会合で、ホルムズ海峡の即時再開を強く訴えました。原油価格の再度の上昇を受けた発言です。「ホルムズ海峡における航行の権利と自由は尊重されなければならない。これらの原則は完全に、遅滞なく維持される必要がある」と述べ、『海峡を開き、船舶を通し、通行料や差別なく、貿易を再開させ、世界経済に息を吹き込ませてほしい』と関係各方面に懇請しました。
イランと米国という長年の対立軸に、新たな交渉の糸口ができるかどうか。その行方は、中東の安定のみならず、エネルギー市場と世界経済全体にも影響を及ぼす重要な局面を迎えています。
Reference(s):
Iran weighs talks with US as Washington reviews Tehran's new proposal
cgtn.com



